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富士見酒
2010/01/20 19:12

久しぶりに車窓から見た富士山!
美しい〜。

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そびえ立つ、雄々しい姿を眺めながら、
こんな話を思い出しました。

江戸の昔。

上方のお酒は、船に乗せられ、
波間を越えてお江戸へと運ばれておりました。

この間、
酒樽を積んだ船は、必ず富士山の前を通るので、
「富士見酒」とも呼ばれていたそうで。


長時間、波に揺られて江戸へと運ばれたお酒は、
適度な振動のおかげで、いっそうまろやかになったといいます。

このおいしい富士見酒、
当然のことながら、
上方では味わうことができません。

そこで、わざわざ、富士山の見えるところまで
酒樽を船で運んで引き返す
荒技を使うものが登場。

さらには、江戸に送った酒を
再び、上方への戻り船に積込み、

これぞ、「富士山を二度見た『二望岳』」と

希少価値を付けて販売する醸造元もあったといいます。

(by 「実見江戸の暮らし」石川英輔著)


音響による振動によって
日本酒の味をまろやかにする試みが盛んな今日この頃。

一方、
「冷蔵庫の振動は日本酒を劣化させる」
という研究結果もあるようです。

繊細な日本酒の味わいが、
船の揺れや輸送中の温度変化などにより
変化するのは、確かなよう。

でも、おいしくなったかどうかは「?」ですね。


さてさて、江戸の富士見酒に思いを馳せながら、
今宵は「白雪」で一献といきましょうか。

「二望岳」を売り出したのは、実は、
「白雪」だったといわれているそうですから。







カテゴリ:日本酒

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